”誰の中にも静かな森がある”
2017年、対話する友のようないきものたちを描いて頂いた
展より3年。ふたたび、みなさまを森へと誘います。

沢田さんは藝術大学を卒業後渡独。アカデミックな彫刻を
学び制作する中、西洋彫刻から、献花のように静める木彫
へと心を移していかれます。作品は細やかな表情描写を
控え、削ぎ、時には荒らし、抑えた表現に留めています。
そのことがわたしたち見るものに、想像と余韻を与え、自由
な夢想時間を生んでくれるようです。そしてそれは若き沢田
さんが掌ほどの木彫へと心を移したように、自身を壊し続け
ることから始まってゆきます。

今、私たちの中に新しい芽生えがあるのだとしたら、この森
に生きる小さき存在が扉となり、日常に添えた一輪の花の
ように、その先へと広がる境界のない大地へと誘ってくれる
ことを願っています。

作家在廊日　11月5日（木）
閉廊日　火曜　11月4日（水）、11月18日（水）

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1955　埼玉県川越市に生まれる
1980　獨協大学ドイツ語学科卒業
1985　東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
1987　同大学院彫刻専攻修了
　　　 ドイツ政府給費留学生として渡独
　　　 Akademie der Bildenden Künste in Nürnbergに留学
　　　 Christian Höpfner教授に師事
1989　同修了マイスターシューラーとなる　帰国
2017　「森へ」展 於夏至



◉online exhibition
11.12 (thu) – 11.23 (mon)
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